-Genius-

天才になりたい凡人によるブログです。

1年留学すれば誰でもペラペラになるというのは嘘!

f:id:BonjinMyu:20151203104858j:plain

※はじめに言っておきたいのは、1年の留学では無駄だと言いたいわけではないということです。そこだけは勘違いしないでもらいたい。

1年英語漬けの環境に行けば誰でもペラペラになるなんて話聞いたことありませんか?

 

これって人によると思いますが、ほとんどの人にとっては不可能だと思います。
今回は少ない留学期間のうちにどうすれば良いのかを考察したものです。
 
 
ちなみに英語の難しさについて書いた記事はこちら。
 

まずはじめに自分たちが何歳ごろに日本語がペラペラに喋れるようになったのか思い出して欲しい。

 
人によってバラバラだと思いますが、おそらく小学校に上がった頃ではないでしょうか?幼稚園児では単語と単語でしか話せていない。これではペラペラというわけにはいかないでしょう。
 
英語圏に住む子供たちも似たようなものです。つまり言語を習得するのに、ネイティブの子供ですら約6年間かかるということです。
 
 
そしてみなさんお分かりのように母国語を習得するよりも、第二言語を習得する方が難しくなります。子供のように吸収できません。なまじ賢くなってしまったせいです。変なプライドがあるため、間違いながら進むということができない人を僕も含め何人も見てきました。
 
 

ここで2パターンの留学生を紹介します。

 
1人目は今まで英語の勉強をまともにしたことがなくいきなり英語圏に行く人。お金持ちの親に海外へぶち込まれる人って結構います。基本的にチャラチャラしてます。笑
 
良い言い方をするとこのような人はコミュニケーション能力が高く、変なプライドがありません。そのため英語の吸収力が凄い。まるで子供のように間違ってもいいからガンガン喋って英語を覚えていきます。
 
 
 
2人目は今まで英語の勉強を頑張ってきた人(大学受験用)。いわゆる大学受験を経験してから英語圏に行く人。交換留学生などですね。受験勉強をしっかりとやった人なら文法力や単語力が高い。
 
しかし、これが逆に英語を吸収する邪魔になってしまうことがあります。英語を喋ろうとした時にSVOCを考えてしまったりと、とにかく間違った英語を喋ることを恐れてしまいます。
 
 
短いスパンでこの2人を比べてみると、1人目のパターンの方が英語力(スピーキング)が伸びます。でもあくまで短いスパンで比べた場合です。でもね長いスパンで比べると2人目の方が結局全体的な英語力は伸びるんですよ。
 
 

成長力の違い。

 
 
1人目のパターンでは単語力がないため英語の発音に慣れ聞き取れるようになっても理解できないなんてことが起こります。そしてこのような英語の覚え方では上で述べたようにネイティブでさえ6年はかかります。6年以下でペラペラになるのはかなり難しいと思います。
 
 
2人目のパターンでよく言われるのが「雪だるま式に英語力が伸びる」です。最初は頭で考えてしまい英語力があまり伸びないものの徐々に徐々に英語力が上がっていきます。そして1人目のパターンを抜きます。しかしいつまでも変なプライドを持っているようでは大きな伸びは期待できません。ただし、だいたいこのプライドがなくなる頃には留学期間が終わってしまったりします。
 
 

結局勉強する羽目に。

 
1人目のパターンの人は、結局2人目の人と同様に英語の勉強をする羽目になります。
日本の企業相手に「僕英語喋れますよー!」って言っても、「へー、それで君のTOEICの点数なんぼなん?」ってなります。
 
1人目のパターンの人で会話の中でがむしゃらに英語を取得した人は、単語力や文法力がないためTOEICで良い点数を取ることが難しくなります。リスニングができたとしても半分はペーパーテスト。得意なスピーキング力は証明できませんからね。英語喋れるのにTOEICじゃ証明できるから就活でアピールできなくなってしまいます。
 
 
 

どうすれば1年間の留学でペラペラに近づくことができるのか。

 
重要なのは留学前にどれだけ下地をつけることができるかです。真面目な日本人にありがちな話ですが留学先で図書館にこもって単語の暗記をする人がいます。あと5年は英語圏にいるなど、長期の人は時間もあるし別に構わないと思いますが、1年という短い期間ならばその時間は正直もったいないように思います。
 
単語の暗記や文法の勉強って日本でもできますからね。日本でできるだけ下地をつけてから留学すればさっきも言ったように後々英語力が大幅に伸びます。
 
 
あとは変なプライドをなくしましょう。相手が言った英語が聞き取れなかった時笑って済ます人いますよね。僕もです。笑 だって笑ってれば会話流れてくし醜態を晒さなくて済む。 でもこれじゃあ成長しません。「わからないことをごまかさない」って大切です。
 
 
なので2人目のパターンのように下地をしっかりとつけ、1人目のパターンのように間違えてもいいから話すという性格の人が1番伸びます。
 
 

短期留学の方。

 
残念ながら数週間の短期留学で英語力がかなり伸びるなんてことはほとんどありえません。
僕は割り切っていいと思います。短期留学しか時間的にもお金的にも難しいのなら、英語勉強しに行くのではなくカルチャーを学びに行けばいいと思います。
 
そりゃ言葉が理解できた方がいいでしょうが、言葉がわからなくても感じることっていっぱいあると思うんですよ。せっかくなら、英語の勉強よりたくさんの経験をした方が有意義な時間になると思います。
 
そして日本に帰った時に「英語ができたらもっと楽しかっただろうな」とかなんでもいいのですが、英語を勉強するモチベーションやきっかけに繋がるだけでも、留学した価値はあったのではないかと思います。究極のことを言ってしまえば日本でもスカイプ英会話などを使って英語の勉強をすることはできますから。
 
 

まとめ

ネイティブですら6年かかるので、子供のように英語を覚えるというのは間違い。

なるベく下地をつけてから留学する。

単語暗記や文法の勉強など、日本でもできることを留学先でやらない。

変なプライドを捨て、間違えても話すようにする。

短期留学なら、英語学習ではなくカルチャーを学ぶこと優先した方が有意義な時間を過ごせる。

 

以上です。

 

 
人気記事はこちら 
 
ニックって誰?詳しいプロフィールやお問い合わせはこちらから。

詳しいプロフィールはこちらから

相談、お問い合わせはこちらから 

 

Twitterはじめたよ!気軽にフォローしてね!

ニック (@Nicholas11232) | Twitter

 

英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法
森沢 洋介
ベレ出版
売り上げランキング: 3,787