-Genius-

天才になりたい凡人によるブログです。

英語は難しい。

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英語圏に住み始めてから5年が経とうとしています。
しかし、いつまでたっても英語ってのは難しいものです。
 
日本に一時帰国した時なんかはよく、
 
「もうそんなに長く住んでるんだから英語ペラペラでしょ」
 
とかよく言われますがそんなことはありません。正直言っていつまでたってもわからないことはあるし、終わりが見えない。

 

 
留学する前英語に対してあまり苦手意識はなく、むしろ得意分野でした。しかしこの自信は語学学校初日で打ち砕かれます。
 
僕が入学した語学学校は12段階のレベルに分かれており、入学テストによってクラスが振り分けられます。テスト結果は同じ日に受けた中でトップだったため、ここまではまだ英語に対して自信を持っていました。しかし授業を受けてみると絶望しました。
 
「先生の英語が早すぎて何を言っているのかわからない」
 
よくわからないまま授業は進み、アラブ首長国連邦出身のヤサ君とペアを組まされ会話することになりました。
日本人の英語が日本語訛りであるように、彼の英語もまたアラブ訛りの英語でした。
 
「アラブ訛りの英語なんて全くわかんねえ、、、」
 
僕は自分の英語力に絶望し、授業が終わってすぐに先生に頼み、クラスのレベルを2段階落としてもらうことにしました。
 
同じ語学学校の中でも12レベルの方の英語は、当時の僕にとって異次元レベルにうまく感じられ、先生の英語と遜色ないように感じました。
 
しかし実際は違ったのです。
語学学校はあくまで語学学校。先生はゆっくり喋ってくれていたし、いつも僕たち外国人に英語を教えているため、訛りまくっていてもなんとか言っていることを汲み取ってくれているだけでした。
 
そのため半年語学学校へ通ったのちカレッジへ進みましたが、また英語の壁にぶつかりました。
 
「大学生の英語まじはええええ」
 
手加減なしでくる大学生の英語にたじたじの日々でした。
 
 
なんとか2年間カレッジで頑張り、ユニバーシティーへ編入しました。(カレッジまではロサンゼルスで過ごし、ニューヨークのユニバーシティーへ編入)
また壁にぶつかります。
 
 
「難しい単語使われましても、、、」
 
 
結果いつまでたっても英語が難しいという印象は変わりません。
 
もちろん留学当初の僕と比べたら、英語力は格段に上がっています。しかし英語の勉強をすればするほどさらに上があるんだということを嫌でも知るため、ゴールが見えません。
 
 
今は趣味で中国語を勉強していますが、
 
「発音難しすぎナニコレ。それに比べて英語は簡単だな。」
 
とか思いますが、あくまで他言語と比較した時であって英語が難しいことに変わりはない。
 
きっと英語の教師をされている方の中にも、
 
「英語できますか?」と訊かれて
「できます。」と自信を持って答えられる方は少ないのではないかと思います。そのレベルが受験とかになってくるともちろん話は変わりますが。
 
 
英語できますか?の質問にも色々な意味があります。
(中学英語できますか?)
(大学受験英語できますか?)
(英会話できますか?)
(ビジネス英語使えますか?)
(ネイティブレベルで話せますか?)
自分がどの視点で英語を見ているかによって答えが変わるとおもいます。
 
留学する前の僕は英語に対して自信がありましたが、それはあくまで英語の表面だけを見ていたからです。大学受験レベルはありましたが、それだけです。今考えてみれば、あのレベルの英語力でよく自信持ってたなと苦笑してしまうくらいです。
 
 
いつか英語できますか?と聞かれた時に「できますよ!」と自信を持って言えるように今の英語力に満足せず、常にハングリー精神で勉強していきたいと思います。