-Genius-

天才になりたい凡人によるブログです。

【書評2冊目】まだ東京で消耗してるの?

 【電子版特典付き】まだ東京で消耗してるの? 環境を変えるだけで人生はうまくいく (幻冬舎新書)

今回はイケダハヤトさん著書の「まだ東京で消耗してるの?」が、電子書籍化され、ニューヨーク在住の僕でも読むことができたのでレビューをしてみようと思います。どうも、留学生ブロガーのニック (@Nicholas11232) です。 

 ちなみに以前こんなことが、、、

www.tensai-bonjin.com

 

 

〜目次〜

第1部

東京はもう終わっている

第2部

田舎のほうが圧倒的に稼ぎやすい

第3部

限界集落に移住して、こんな幸せになりました。

第4部

「ないものだらけ」だからこそ地方はチャンス

第5部

移住で失敗しないための5つのステップと知っておくべき制度

特別収録

妻へのインタビュー

おまけ(電子版特別コラム)

移住に関する「よくある質問」

 

著者について

ブロガー。一九八六年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、大手メーカーに勤務。会社員生活を経験した後、三年目に独立。二〇一五年に家族で東京から高知県限界集落に移住。ブログ「まだ東京で消耗してるの?」の月間閲覧数は約三〇〇万回。オンラインサロンを主宰するほか、『ビッグイシューオンライン』編集長も務める。『新世代努力論』『武器としての書く技術』、『仏教は宗教ではない』(アルボムッレ・スマナサーラ氏との共著)など著書多数。

 *1

 

内容紹介

東京はもう終わっている。人が多すぎる東京では仕事で頭角を現すのは難しく、少ない給料のほとんどは住居費などの「東京に住むための経費」に吸い取られる。おまけに子育て環境は酷く、食は貧しい。そんな東京に嫌気が差し、縁もゆかりもない高知県限界集落に移住した著者は、家賃が8万円から3万円に下がり、収入は約3倍になり、自然豊かな環境で幸せに暮らしている。地方消滅という言葉があるが、人が少なく、ないものだらけだからこそ、地方には確実に儲かるのに未だ手付かずの仕事が無数にあるのだ。「東京」と「地方」の常識が変わる一冊。本電子書籍版には、面白いローカルメディアの秘密について綴ったコラムを限定特典として収録!

  *2

 

レビュー

文章の書き方はブログと同じです。一発でイケハヤさんの文章だって分かる感じになってます。文章だけみて誰が書いたかわかるって凄いよね。

 

灰汁が強い。

この本は灰汁が強い。東京を捨てて田舎暮らしっていうのは普通じゃない。彼の行動をみて、「俺もあんな風に生きてみたい」と尊敬する人もいれば、「ばかじゃねぇの」と、ただただ軽蔑する人もいるでしょう。

実際読んでいると、あまりにも東京で働く人を煽っているため、該当する方なんかはイラッとするかもしれません。いままで彼のブログを読んだことがない、免疫のない方が読むと怪我しますよ。

 

なにはともあれ。

なにはともあれ、視野は広がります。普通に生きていれば東京で、大企業で、という行き方を求める人が多いのではと思いますが、レールの上を行くだけでなく、こんな生き方もあるのだと知ることができます。そういう意味ではおすすめの本ですね。

 

ただし、感化されすぎに注意。

イケダハヤトすっげー!俺も会社やめてブロガーとして飯食ってこ!とか思っちゃだめ。

イケダハヤトすっげー!俺には何ができるかな!ってのが正解かと思います。

 

 

しかしまだまだ田舎初心者。

「まだ東京で消耗してるの?」といっても、彼自身東京から高知に引っ越してまだ日は浅い。彼は田舎暮らし初心者です。本の中では「いかに田舎の方が東京より良いか」を語っていますが、表面しか見えていないのでは、と思える内容もありました。(わたしニックは田舎育ちでございます。)

それにまだまだ山積みの問題を解決していっている途中です。例えば親の介護とか。

 

なので10年後にまた田舎暮らしでどう感じているのかを書いて欲しい。きっと内容は変わってくるはず。もしかしたら、デメリットがたくさん見えてきて嫌になってるかもしれないし、技術の発達によってメリットがもっともっと増えているかもしれません。現時点でもアマゾンのおかげで「田舎だから買うことができない」というものは少なくなっていますしね。

 

 

本気で田舎への移住を考えている人は一読する価値ありだと思います。あなたの背中を押してくれると思います。

考えがふわふわしている大学生が読むと、こじらせる可能性があるので気をつけましょう。そうです、わたしです。

 

個人的には彼の自分で人生を切り開いていくスタイルが好き。

それに田舎暮らしの中に希望の光を見せてくれます。一度直接お話ししてみたいなぁ。

 

ではまた。