【留学】本気で正規留学する流れを解説!!!
ここ数年短期留学(1年以下)は結構いますが、日本人の正規留学生の数は年々減っています。それに比べ、中国人や韓国人の正規留学生の数は増加しています。留学生の僕としてはなんとなく寂しい感じがしますね。どうも、ニューヨーク在住のニック (@Nicholas11232)です。
留学ってさ。
正規留学の数が少ない原因は幾つかあると思いますが、「よく分からない」というのが一番の理由ではないでしょうか。金銭面についても、大学についても、生活についてもわからないことばかりかと思います。今回は留学の流れについて簡単に説明します。アメリカの大学に正規留学すると言っても一筋縄ではいきません。将来就きたい仕事、学びたい専攻、4年生大学、短期大学、語学学校の順番で考える必要があります。
まずは将来就きたい仕事について考えよう。
アメリカでは専攻と直結した職業に就きます。つまり、教育学部であった学生が銀行員として就職するということは基本的にありえません。なので大学の学部選びというのはかなり重要になってきます。アメリカの大学のいいところは、日本の大学と違い色々な学部が存在しているところです。例えばカリフォルニア州立大学ロングビーチ校のテーマパークエンジニアリング学部のように、本当に自分が学びたいことの専攻が見つかると思います。
※ちなみにアメリカで職に就きやすいと言われている学部は、会計学部やコンピューター関係などです。
行きたい4年生大学を決める。
学びたい専攻が見つかれば、自ずと4年生大学の志望校も絞れてきます。国公立の大学であっても、何校にも出願することができるので行きたい4年生大学にはとりあえず目星をつけておきましょう。
しかし、アメリカの田舎にある大学に行ってしまうと就活の情報が全くと言っていいほど手に入らないので、ニューヨークやカリフォルニアなどの大きな州にある大学をお勧めします。
でもいきなり4年生大学には入ることはできないと思います。
なぜ最初から4年生大学に行けないのか。
- 学力的にキツい。
- 金銭的にキツい。
この2つが原因です。
学力的にキツい。
アメリカの4年生大学に高校卒業から直接入学しようとするとSAT、いわゆる日本で言うところのセンター試験で高得点を取得し、さらには高校の成績、それ以外にスポーツやボランティアなどが重視されます。一発逆転が存在せず、高校1年生の頃から留学を意識していないといけないため、日本の大学受験のように受験勉強だけ頑張ればなんとかなる、というわけではないのです。
金銭的にキツい。
日本の大学のトップ校というのは旧帝大を始めとする国公立ですが、アメリカでは違います。例えばアイビーリーグで有名なハーバード大学やイェール大学など、ランキング上位を独占するのは私立大学です。そして気になる大学の授業料ですが、年間4万5千ドルほど。つまり4年通うと授業料だけで18万ドルかかります。現在のレートで日本円に換算すると約20160000円です。2千万超えちゃいます。
私立が厳しいなら、国公立ですよね。しかしランキング上位に入るような学校、例えばUC系列(UCバークレーやUCLA)の授業料は高く、年間3万5千ドルほどになります。4年通うと授業料だけで14万ドルです。こちらも今のレートで日本円に換算すると1千500万円は超えてしまいます。
そこで短期大学から編入する道を選ぶ。
直接4年生大学に入るのではなく、短期大学から編入することによって学力面、金銭面ともにハードル下がります。
学力面
編入で重要なのは大学の成績、GPAです。学校によってはTOEFLやエッセイ、教授からの推薦状なども必要となってきます。ちなみに一流と言われる大学に入るには最低でも3.8/4.0以上のGPAが必要です。申し込むための最低GPAが3.5とかになっていても、それくらいじゃまず受からない。申し込めると言うだけで普通に落とされると思います。
金銭面
短期大学にもよりますが、年間授業料はおよそ60万〜100万円となっております。短期大学に2年通い、4年生大学に2年間通う事で何百万という費用が抑えられるのを理解してただけるかと思います。
※短大によって、志望する4年生大学に編入しやすい短期大学があるので、しっかり調べましょう。
短期大学に入るためには?
短期大学に入学するために必要なのはTOEFL(高くても61点くらい)などの英語力のみです。高校の成績は関係ないし、試験を受ける必要もありません。短期大学によっては英検の資格やTOEICの点数でも入学を許可してくれるので、学校のホームページで確認しましょう。
しかしTOEFLという試験は特殊で、日本人が得意な文法問題はなく、苦手なスピーキングがあるため苦戦する人が多くいます。
そこで、TOEFLの点数を取らなくても入学できる方法が語学学校です。
語学学校から短期大学へ。
語学学校には大学付属のものと、そうでないものがあります。もし行きたい短期大学に付属の語学学校があればそこに通うことをお勧めします。ある一定の期間または、レベルに達することによってTOEFLの試験免除で短期大学に入学を認めてくれるからです。
大学付属でない語学学校ではある一定のレベルに達すると、その語学学校が提携している大学へ、TOEFL免除で入学できるようになります。
※語学学校に通うことは語学を上げることだけでなく、海外の生活に慣れるという意味もあります。
まとめ
- 職種を決めると専攻が決まる。
- 専攻を決めると4年生大学が決まる。
- 4年生大学を決めると短期大学が決まる。
- 短期大学を決めると語学学校が決まる。
これが全体の流れです。今回は本当に掻い摘んで話ました。
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