【書評1冊目】ギルガメッシュ叙事詩
「ギルガメッシュ」という名前を聞いて、何を思い出しますか?
Fate?FF?もしかしてバビロニアン・キャッスル・サーガシリーズ?(年齢がわかりますね笑)
今回はどれでもありません。みなさんお元気ですか?どうもにっくです。
「ギルガメッシュ叙事詩」とは。
古代メソポタミアの文学作品で、主人公のギルガメッシュは紀元前2600年頃に実在した王だと言われています。その後伝説となり物語がつくられました。
旧約聖書やギリシャ神話の中にも、この本に影響を受けた物語が見受けられます。
世界各国で翻訳され、日本語版は1965年に山本書店から発行されています。
とても古い作品のため紙ではなく粘土板に残っています。
約4000年前の物語が現在も読まれているのは驚きです。
「ギルガメッシュ叙事詩」は色褪せない。
科学技術が発達し僕達の生活スタイルが変わるように、考え方は変わっていくものです。
例えば、昔日本では男色なんてものもありましたが、昭和では受け入れがたいことでしょう。しかしここ最近では同性愛者に対する肯定的な環境になりつつあり、アメリカではゲイパレードも大々的に行われています。
また、昔のお笑いやテレビをみても、感性の違いは感じられるかと思います。
ですが、約4000年前に作られた「ギルガメッシュ叙事詩」は面白い。これはもう驚きです。
ジャンプ的な内容が詰め込まれている!
ジャンプといえば「友情×努力×勝利」あとは血統とかですが、すべて含まれています。
簡単にギルガメッシュ叙事詩を紹介すると、主人公ギルガメッシュとライバルであったエンキドゥが仲間になり、一緒に旅をする過程で色々学んでいくという物語です。ちなみにギルガメッシュは2/3が神という、なんとも伝説と言った感じの主人公です。
何度も読まないと理解できない。
何と言っても比喩が多い。たださらっと読むだけでなんとなく物語の内容をつかむことができたとしても、完全に理解することは絶対にできない。
「ここにはこんな比喩が隠れている」とか「こことここが対比してるんだ」などと考えながら味わって読むことをおすすめします。
英語で読んだら激ムズだった。
これはこの本自体が難しいのか、それとも僕の単語力が乏しいのか笑 おそらくどちらも当てはまってる(と思いたい)。
保証しよう。あなたがいかに単語力があると言っても絶対に知らない単語がでてくるということを。
英語の力だめしにもいいかもしれません。
普通に読んでいて面白いのに、英語の勉強もできるという、正に一石二鳥。
学んだこと。
人としての成長や友情です。
まさに童話のような感じでした。
童話の大切さなどについてこの記事で書いたのでよかったらどうぞ。
きょうはこのへんで〜