使った分だけ脳は成長する。
脳を使う、つまり”思考する”時間に比例し脳はアップグレードする。
例えば子供の頃は大の苦手だった数学。教科書を読んでみてもさっぱり分からなかった。それが数学の勉強を全くしていなかったにも関わらず、大人になってからもう一度教科書を読んでみるとすらすらと頭に入ってきて理解することができたりしますよね。
なぜこのようなことが起こるのでしょうか?
なぜなら子供の頃は教科書を読んでも脳の処理が追いつかず、読んでも読んでも頭に内容がしっかりと入ってこないからです。文字を読んでいるのにどんどん内容が外に流れていく、そんな感じ。
それに比べ大人になった僕たちは身長や体重などの外見が成長したように脳も成長したため、脳の処理が早くなり頭に内容が入ってきます。たったこれだけのこと。
しかし身長や体重ならば勝手に大きくなりますが、脳はほかっておいても成長しません。
いい大人になっても子供の頃と外見の変化しか見られない人は、そういうことでしょう。
思考を繰り返した脳でないと、脳の成長は起こりえない。
よくないルーティンを繰り返す。
学生の頃の多感な時期や、仕事を始めたばかりの頃はいろいろと悩むこともあり脳がぐんぐん成長する。しかし歳をとり生活が安定してくるとルーティーンの日々を送り、徐々に脳を使わなくてもうまくやっていけるようになる。これが脳の成長を止める原因の一つです。考えることをやめたらおしまい。
ゆとり世代に対してよく言われるのは「指示待ち」。頭で考えることをやめ、言われた通りのことしかやろうとしていないから「指示待ち」しているわけです。
何も考えず職場に行き頭を使わず何となーく無難に仕事をこなし、何となーく帰宅し、何となーくテレビを見ながら1日が終わる。こんな生活をだらだら続けているようでは、脳の成長は見られず何も変化は起こりません。
何だか同じようなことばかりしている人は新しいことに挑戦してみるのもいいかもしれません。
経験についての記事はこちら。
何だっていいんだ。とにかく悩もう、疑問を持とう。
恋愛で悩んだってなんでもいいんですよ。とにかく日頃から悩んで悩んで脳みそを使いましょう。気をつけたいのはただ闇雲に知識を詰め込んでも意味がないということ。何も考えないで暗記ばかりしていても頭でっかちになるだけです。なぜこうなるのか?と常に疑問を持って脳みそを働かせていたら、5年後10年後の僕たちの脳は確実に成長しているはずです。
ぼーっとしたような日々を送っているようでは決して天才に近づくことはできない。
考具 ―考えるための道具、持っていますか?
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