TED Talksから学ぶPart 2 ケン・ロビンソン「学校教育は創造性を殺してしまっている」
Ken Robinson
Do schools kill creativity?
時間19:24
難易度 難
Personal profile
クリエイティブのエキスパートであるケン・ロビンソンは子供たちへの教育方法に対して取り組んでいる。彼は子供たちが発想力を鍛え様々なタイプの知識を手に入れるために抜本的な学校のシステムを考え直すことを擁護している。
Tedからの翻訳
動画の概要
サー・ケン・ロビンソンは、人間の創造性を(弱めてしまうのではなく)育てていくための教育システムを構築している。彼のやり方はエンターテイメント性に溢れると同時に、我々の心の奥底に何かを強く訴えかけてくる。
Tedからの引用
要点まとめ
3つのテーマ
1. 人間の創造性について。
2. 創造性は未来を予測不可能にする。
3. 子供たちが持っている潜在能力、独創性。
創造性は識字能力と同じくらい重要である。
間違いを恐れないことが独創性につながる。
数学や言語が重んじられ、芸術系の教科は軽く見られる。なぜなら今の教育制度は学者を作るためのものだからだ。
大学へ入るための教育方針が敷かれているため、無数の創造性溢れる天才の芽が摘まれている。
昔は学士を持っていれば仕事が得られた。しかし今は学士を持っていても仕事が見つからない人もいる。そのために修士を求めPhDを求めと、学歴のインフラが起こっている。いままさに抜本的に知性の意味を考え直す必要がある。
我々の未来への唯一の希望は人類生態学である。
人類生態学とは、人間は豊かな可能性を持っているという新しい考え方を築き上げる学問です。
創造性が生を豊かにすることを理解し、子供たちが未来の希望であると認識しなくてはならない。子供たちはあるがままに育てるべきだ。そして私たちの役割は子供たちが未来を創る支えとなることです。
感想
学校教育が創造力を殺してしまっていることがよくわかりました。学歴社会も昔と比べ薄れてきたとはいえ、まだまだ根強く残っている。実際学歴でふるいをかけた方が採用側からしてみれば楽なのが現実だしその方が完全に効率的なのは理解出来る。
したがって学歴が就職に大きく関わると言う現実を知る以上、親は良い大学に入れるために子供に勉強を強いる。そしてその子供は子供ができた時に同じことをするだろう。
このサイクルを変えるにはケン・ロビンソンが言うように、社会の仕組みを根本的に変えるしかないと思う。しかしこれはものすごく大変なことですよね。
創造力を殺さないように日本が行ったのはゆとり教育。僕もゆとり世代ですが、成果はどうなんでしょうか。学校の教育も重要ですが子供は親の背中を見て育つというように、やはり一番子供に影響を与えるのは両親だと思います。
私たちにいますぐできるのは、自分の子供たちのために家庭の中で何ができるかに尽きると思いました。
知らなかった単語
blown away = 圧倒される
play out = 最後まで演じる
night out = 外出して楽しく遊ぶ夜
vest = 獲得する
squander = 〜を浪費する
ruthlessly = 無慈悲に
frankincense = 乳香
myrrh = 没薬
seamless = 継ぎ目のない
brounie point = 信用
benignly = 優しい態度で
protract = を長引かせる
stigmatize = 汚名を着せる
kinesthetically = 運動感覚の方法で
corpus callosum = 脳梁
epiphany = 公現祭
choreographer = 振付け師
fidgeting = 貧乏ゆすり
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